【感動絵本】ずーっとずっとだいすきだよ

今週のお題「感謝したいこと」

 

・・・感謝したいこと。

数年前まで一緒に暮らしていたわんちゃんに

「ありがとう」と私は伝えたいです。

 

とにかく子供の頃はどうぶつが嫌いでして・・・

犬も猫も怖いし、モルモットやハムスターのような小動物も怖い。

 

そんなどうぶつ嫌いの私を変えてくれたのが、

小学生の頃から一緒に暮らし始めたわんちゃんでした(^^)

 

最初はやっぱり怖くて、子犬相手にビクビクしながら抱っこしてました笑

それでも一緒に暮らす日々の中で絆も深まり

わんちゃんが私の膝の上で寝るのが当たり前になっていきました。

 

学校から帰ると、かわいいお腹を見せてお出迎えしてくれて

落ち込んでる日があれば、ピタッとそばから離れず慰めてくれて

風邪をひいた日は頭の上に寝転がってきて、

あついけどわんちゃんなりの優しさが伝わってきて

本当に可愛くてたまりませんでした。

 

いつしか「ずっと一緒にいようね」とわんちゃんに伝えるのが口癖になり

母に「それじゃまるで絵本の〝ずーっと ずっと だいすきだよ〟のようだね」

と言われたこともありました。

 

月日が経つにつれ私は大人になっていき、わんちゃんは年を取り

お散歩にもいかなくなって、ご飯も食べなくなってきて

トイレも分からなくなって、美食家わんちゃんだったのに拾い食いをするようになって

病気も重ねて・・・

最期病院で息を引き取りました。

 

一緒に過ごしていた日々のほとんどが

元気な時のわんちゃんのはずなのに、

私の頭の中に残るわんちゃんの姿は

亡くなる前日、病院にお見舞いに行った時

酸素室に入れられたわんちゃんが

息をすることも上手くできない状態だったのに顔を上げてくれた姿なんです。

 

名前を呼ぶと体を震わせながらも

少しニコッとしたような表情を見せてくれたんです。

最後の最後まで

気づかい屋さんで、本当に優しい子でした。

 

いつもそばにいてくれて、ありがとう。

優しく見守っていてくれて、ありがとう。

家族の一員でいてくれて、ありがとう。

わんちゃんにはたくさんの感謝が溢れてるんです。

本当にありがとう!

 

 

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長々とわんちゃんへの想いを綴ってしまいましたが、

絵本〝ずーっと ずっと だいすきだよ〟をご紹介致します。

 

 

 

 

 

ずーっと ずっと だいすきだよ

ご存知の方も多いと思います!

国語の教科書にも載っていたりするそうですよ!

感動作なのでぜひ皆さんにも見ていただきたいです。

 

 

絵本について

この絵本は、ドイツ系アメリカ人の

ハンス・ウィルヘルム(Hans Wilhelm) によって

1985年初版発行されている絵本なんです。

 

ウィルヘルムさんはイラストレイターでもあり、

この本のイラストも彼が描いているそうです(^^)

イラストも可愛らしくて印象的です。

 

多くの国で翻訳され、出版されているそうです。

 

 

どんなお話?

犬のエルフィー と ぼくの物語。

 

エルフィーとぼくは

一緒に遊んで、眠って、一緒に大きくなっていった。

 

ぼくの背が伸びる頃

エルフィーはよく寝るようになり、散歩へも行かなくなった。

心配になったぼくは病院に連れていくが、

「エルフィーは歳を取ったんだよ」と言われて

獣医さんも助ける術がなかった。

 

いつしか階段も登れなくなったエルフィー。

それでもぼくの部屋へ連れていき

「ずーっとだいすきだよ」と伝えて一緒に眠った。

 

ある朝、目を覚ますとエルフィーは死んでいた。

ぼくも家族もみんなエルフィーがだいすきだった。

でもぼくは、少しばかし心が楽だった・・・

毎晩「ずーっとだいすきだよ」って伝えていたから。

 

きっとまた犬や他のどうぶつを飼うかもしれないけど

ちゃんと言ってやるんだ

「ずーっとだいすきだよ」って。

 

 

この絵本が教えてくれること

この絵本を読んでいると

いのちの尊さ

気持ちを言葉にすることの大切さ

 を感じます。

 

一緒に大きくなっていったエルフィーだったのに

ぼくよりも先に命を経ってしまう。

死んじゃうのなんてわかってることだけど、一緒にいるうちは気にすることなく

明日も明後日も一緒にいることが当たり前に思ってしまうんですよね。

ぼくはエルフィーに「だいすきだよ」という気持ちを毎晩伝えていたんです。

家族だってエルフィーを大好きだったけど

エルフィーには伝えなかった。

言わなくてもわかってる。と思ってしまうものですよね・・・

 

ちゃんと気持ちを言葉にしなくちゃダメですね。

 

最後に・・・

わんちゃんへのありがとう話から

〝ずーっと ずっと だいすきだよ〟をご紹介しましが

いかがでしたでしょうか?

 

どうぶつを飼っている方なら共感できる絵本だと思います。

どうぶつを飼っていない方でもこの絵本を通して

気持ちを伝えることの大切さを感じていただきたいです。